2024年4月に日本に上陸した世界最強クラスのコストパフォーマンスを誇る協働ロボットアーム「FAIR INNOVATION」社製「FAIRINO」についてご紹介いたします。
弊社では「FAIRINO」 FRシリーズの製品を取り扱い致しております。
お見積りや納期情報はお問合せフォームよりお承りしております。
FAIRINOの最新の公式マニュアルはこちらで公開されております。
Google Chromeなどのブラウザの翻訳機能を使えば日本語でのマニュアルをご覧になることができます。
FAIR INNOVATION FAIRINO FRシリーズ製品仕様
製品 | FAIRINO FR3 | FAIRINO FR5 | FAIRINO FR10 | FAIRINO FR16 |
ペイロード | 3Kg | 5Kg | 10Kg | 16Kg |
作業半径 | 622mm | 922mm | 1400mm | 1034mm |
繰返し精度 | ±0.02mm | ±0.02mm | ±0.05mm | ±0.03mm |
FAIRINO ロボットアームの設置
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
FR3の設置に関する図面です。
M6のボルトを4本使います。
衝突時にロボットがすれることを防止するために位置決めピンを取り付けることをお勧めします。
位置決めピンはΦ5を2本です。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
FR5の設置に関する図面です。
M8のボルトを4本使います。
衝突時にロボットがすれることを防止するために位置決めピンを取り付けることをお勧めします。
位置決めピンはΦ8を2本です。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
FR10とFR16の設置に関する図面です。
M6のボルトを4本使います。
衝突時にロボットがすれることを防止するために位置決めピンを取り付けることをお勧めします。
位置決めピンはΦ8を2本です。
FAIRINO モデル | ボルトサイズ | 締め付けトルク | ピンサイズ |
FR3 | M6 x 4本 | ≧10Nm | Φ5mm |
FR5 | M8 x 4本 | ≧20Nm | Φ8mm |
FR10 | M8 x 4本 | ≧25Nm | Φ8mm |
FR16 | M8 x 4本 | ≧25Nm | Φ8mm |
届いたロボットアームのダンボールには以下の部品が含まれております。
- FAIRINO ロボットアーム本体
- ボタンボックス
- コントロールボックス
- コントロールボックスの電源ケーブル
FAIRINO FR3 セットアップ
FAIRINO 制御アプリ
LANケーブルをボタンボックスとパソコンに接続します。
パソコンのIPアドレスを192.168.58.3/255.255.255.0に設定します。
FAIRINOのIPアドレスは192.168.58.2となりますので、ブラウザ(クロームやサファリ)で192.168.58.2にアクセスします。
ログイン画面が表示されますので、ユーザー名:admin パスワード:123 を入力します。
ボタンボックス仕様
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名称 | 機能 |
非常停止ボタン | ロボットの非常停止(ボタンを押すとロボットは非常停止状態になります) |
ドラッグモード | ドラッグモードの開始と終了を切り替えます |
作業モード | 自動モードと手動モードを切り替えます |
(無効) | 無効化されています |
ポイント記録 | ティーチングポイントを記録します |
ティーチングモード | ティーチングペンダントの有効化と無効化を切り替えます |
起動/終了 | 実行中のプラグラムの停止と開始を制御します |
イーサネット | LANケーブルを接続します |
エンドエフェクターの設置
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
エンドエフェクターを取り付けるためのロボット先端フランジの図面です。
4つのM6のネジ穴を使います。
衝突時にエンドエフェクターがすれることを防止するために位置決めピンを取り付けることをお勧めします。
位置決めピンはΦ6を1本です。
FR3/FR5/FR10/FR16共通です。
コントローラI/Oパネルの仕様
コントローラI/Oパネルの仕様です。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
衝突レベルの設定
「初期設定」の「ロボット設定」のメニューバーで、「衝突レベル」をクリックして衝突レベルインターフェースに入ります。
ロボットアームの衝突レベルは1~10段階に分かれております。
1~3段階では検知がより敏感になりロボットは推奨速度で走行する必要があります。
パーセンテージでの設定を行うこともできます。
100% が 10 番目のレベルに相当します。
衝突後のロボットの処理方法を設定でき、エラー停止と連続動作に分けられ、ユーザーは特定の使用要件に応じて設定できます。
エンドエフェクタの荷重を設定
エンドエフェクタツールの荷重それに対応する質量中心座標を「荷重質量」および「荷重質量中心座標X、Y、Z」入力ボックスに入力して適用してください。
またエンドエフェクタの荷重や重心がわからない場合は「自動識別」をクリックして荷重識別機能を使ってエンドエフェクタのデータを測定することができます。
FAIRINO トラブルシューティング
接続しているパソコンのネットワークが頻繁に切断される問題
スイッチボックスにLANケーブルを使って接続したパソコンのネットワークが頻繁に切断される問題が発生しております。
この問題を解決するためにはパソコンの設定を見直す必要があります。
接続しているパソコンのネットワークの設定を開きます。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
有線接続しているネットワークのプロパティを開き「構成」をクリックします。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
上部タブの「詳細設定」を選択し、プロパティ一覧から「速度とディプレックス」を選択します。
右側の値を「100Mbps半二重通信」もしくは「100Mbpsハーフディプレックス」のように「半」、「ハーフ」になっている値を選択し保存します。
![](https://nagayamas.jp/wp-content/plugins/_jetpack/modules/lazy-images/images/1x1.trans.gif)
ティーチングを無線通信で行う方法
今回はiPadを使う場合について解説します。